01
TCFDとは
企業の気候変動リスク・機会に関する情報開示フレームワーク。金融機関の保有資産に対する気候変動影響を評価するために、2015年に金融安定化理事会が「気候関連財務情報開示タスクフォース」を設立し、2017年に「TCFD提言」を公表。現在1,350以上の機関が賛同(2020年7月時点)。
企業には「TCFD提言」に沿って、以下の4項目の情報開示が求められます。①気候関連のリスク・機会が、短期・中期・長期にわたり企業の戦略や財務に与える影響(戦略)、②リスクの評価・管理プロセス(リスク管理)、③GHG排出量に基づく目標と指標(目標と指標)が、④企業のガバナンスにどのように組み込まれているかを示し(ガバナンス)、気候変動へのレジリエンスを示すことが求められます。
コンサルティングの特徴
Features of Our Consulting
脱炭素戦略に加えて
経営戦略もサポート
シナリオ策定に加えて、外部の経営戦略コンサルタントと連携。脱炭素戦略・ロードマップの策定から、中計や長期ビジョンなど経営戦略への反映まで、企業のGX(グリーントランスフォーメーション)をサポートします。
GHG排出量に基づく目標と
指標設定を支援
GHG排出量算定のコンサルティングを通じて、「③GHG排出量に基づく目標と指標(目標と指標)」の設定のご支援が可能です。
リスクだけでなく投資家が期待する
「機会」の設定も支援
ビジネスの環境影響評価や、環境ビジネス支援の実績が豊富なコンサルタントが、気候変動による移行リスク・物理リスク分析のみならず、投資家が期待する脱炭素「機会」を幅広く捉えるサポートを行います。
基本的な流れ
Service Flow
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STEP 1
- ガバナンス整備支援
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- 社内体制検討支援
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STEP 2
- リスク重要度評価
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- リスクと機会の整理
時間軸、発生可能性、影響の大小 - リスクと機会の事業
インパクトの定性化、重要度決定
- リスクと機会の整理
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STEP 3
- シナリオ群定義
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- 複数のシナリオ選択、自社への影響を具体化
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STEP 4
- 事業インパクト評価
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- リスクと機会が影響を及ぼす財務指標の把握、試算
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STEP 5
- 対応策の定義
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- 企業価値向上を目的とした経営計画への組み込み
- 社内体制構築
- 具体的なアクション策定
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STEP 6
- 文書化・情報開示支援
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- コーポレートガバナンス・コードに即した情報開示
- サステナビリティレポートや統合報告書への掲載
02
CDP回答
CDPとは
英国のNPOが運営する環境情報開⽰システムです。現在世界の515を超える投資家(資産運⽤学106兆ドル)に対し、8,400を超える企業の環境情報を開⽰しています。CDPは企業に環境情報の質問書を送付し、回答をスコアリングして、持続可能性の視点で企業の格付けや分析を⾏います。「気候変動」「水セキュリティ」「フォレスト」の3テーマに加えて、「生物多様性」などが加わり、それぞれのテーマを1つの質問書に統合する予定となっています。主要な株式情報提供サービスや投資家等は、CDPを投資判断に利⽤していることから、CDP回答の充実は、ESG投資家とのコミュニケーション強化に繋がります。
コンサルティングの特徴
Features of Our Consulting
TCFD、CDP回答まで
トータルサポート
GHG排出量算定結果を基に、TCFD、CDP回答まで⼀貫してサポートします。
和英バイリンガル対応
和英の回答に対応。CDPのスコアリング基準と回答内容を分析して、改善ポイントをご提⽰します。
CDP回答の流れ
Service Flow
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STEP 1
- 回答目的ヒアリング
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STEP 2
- 回答内容分析
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STEP 3
- 回答記入支援(和英)
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STEP 4
- 強化項目の検討
(SCOPE3、STB、TCFD、カーボンプライシングなど)
- 強化項目の検討
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STEP 5
- 回答送付
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STEP 6
- 回答内容の改善
03
サステナビリティレポート作成
サステナビリティレポートとは
株主への配当など財務的なリターンだけでなく、従業員や取引先、消費者、地域社会など、企業活動に関係を持つさまざまなステークホルダーに対して、持続可能な社会の実現に向けた企業活動を報告するレポートです。最近では、CSR(企業の社会的責任)の視点だけでなく、環境・社会・ガバナンスへの取組を、企業が持続的・長期的に成長するための活動として紹介するケースが増えています。
コンサルティングの特徴
Features of Our Consulting
訴求効果の高いコンテンツ提案
ターゲット、期待効果、訴求ポイントを整理したうえで、全体の構成やポイントとなるコンテンツをご提案します。
ESG投資家からの評価を
見据えたコンサルティング
ESG投資家への評価軸の提供、ESG評価のアップ、お客様からの共感の醸成など制作⽬的に合わせたコンサルティングを実施します。
デジタルも紙媒体もOK
Webサイトでの情報提供、PDF作成、印刷などご要望に応じた媒体での開⽰が可能です。
サステナビリティレポート制作の流れ
Service Flow
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STEP 1
- 作成目的確認
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STEP 2
- 全体構成・デザイン作成
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STEP 3
- 記事作成
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STEP 4
- 校正
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STEP 5
- 英訳
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STEP 6
- PDF、MTML、印刷物納品
事例
化成品メーカー
投資家に対する情報開示を支援
依頼内容
初のサステナビリティレポート作成にあたり、算定したCO2排出量の算定結果を含め、投資家に対してどのようなESG情報を提供すれば良いか、企画やページ構成、制作進行全般を委託したい。
コンサルティング内容
- レポート作成の⽬的確認
- 掲載内容確定
- 記事・デザイン作成
- WebサイトにPDF掲載、印刷物納品